関節痛/朝のこわばり/関節の腫れ

いつものこと、年齢によるものと思って様子を見ていませんか?

関節痛、朝のこわばり、関節の腫れは、日常生活の中でよくみられる症状ですが、その背景には関節の使い過ぎや加齢だけでなく、関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病が隠れていることがあります。特に、症状が数週間から数か月と長く続く場合や、複数の関節に出る場合には膠原病を考える必要があります。

関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)の初期症状とは

関節リウマチでは、朝起きたときに手指のこわばりが60分以上続いたり、複数の指関節(特に指の付け根(MP関節)や手首など小さな関節)が腫れて熱っぽく感じられたりすることが典型的です。ただし、診察をすると医療者は腫れに気付くものの、患者様ご自身では腫れに気づかれていない患者様もいらっしゃいます。

 

全身性エリテマトーデスでも、関節痛や関節の腫れが最初の症状として現れることがあり、「疲れのせい」「年齢のせい」と考えて受診が遅れることや、膠原病と思わずに整形外科をご受診されて診断がなかなかつかないこともございます。全身性エリテマトーデスは典型的には移動性の関節痛(=関節痛が良くなったり別の場所に出てきたりする)と言われますが典型的ではない症状をきたす方もいらっしゃいます。

 

 

これらの病気は早期に診断し、適切な治療を始めることで、関節の変形や内臓の障害を予防し、将来の生活の質を保つことができます。

心配なことがあれば当院へ

もちろん変形性の関節症(=軟骨がすり減っている状態)は非常に多くいらっしゃいますので、関節の症状一つをとっても、その原因は整形外科的なものから、リウマチ・膠原病によるものまで多岐にわたります。

 

当院では、関節痛や朝のこわばり、関節の腫れといった症状を、膠原病の初期症状としてとても重要に考えています。問診や診察で症状の経過や特徴を丁寧にうかがい、必要に応じて血液検査や画像検査を行いながら、関節リウマチや膠原病の有無を総合的に評価していきます。検査結果だけに頼るのではなく、患者さん一人ひとりの背景や日常生活も含めて診断・治療方針を一緒に考えることを大切にしています。

 

心配なことがあれば、「これくらいで受診してよいのだろうか」と迷われる必要はまったくありません。関節痛が続く、朝のこわばりが気になる、指や膝が腫れてきた、そんな小さな気付きの段階でこそ相談していただきたいと考えています。当院は日本リウマチ学会認定の膠原病専門医が診察しており、病気の可能性や検査の必要性についてわかりやすくご説明し、不安や疑問にも時間をかけて丁寧にお答えいたします。

「膠原病かもしれないのでは」と不安を抱えたまま過ごすよりも、一度きちんと評価を受けておくことで安心につながることが多くあります。関節の症状で気になることがありましたら、お気軽に当院へご相談ください。適切な診断と治療を通じて、少しでも安心して健やかに毎日を過ごしていただけるようお手伝いしてまいります。