皮膚に出る発疹(皮疹)は、「かぶれ」や「乾燥」「虫さされ」など身近な原因で起こることもあれば、膠原病、自己免疫の異常が原因である場合もあります。特に顔に出る赤みや発疹は目立ちやすく、「このまま治るのか」「何か大きな病気のサインではないか」と不安になりやすい症状です。皮膚の変化は全身の病気を見つけるきっかけになることがあるため、「様子を見てよいのか」「一度相談すべきか」と迷われたときこそ、早めの受診が大切です。
皮疹の中でも特に注意が必要なのが、全身性エリテマトーデス(SLE)に特徴的とされる「蝶形紅斑(ちょうけいこうはん)」です。鼻筋から両頬にかけて、蝶が羽を広げたような形に赤みが出るもので、一般的なニキビや脂漏性皮膚炎とは少し異なります。 日光を浴びたあとに赤みが強くなる、同じ場所に繰り返し出るといった場合は、自己免疫の異常が関わっていないかを検討する必要があります。
とくに次のような場合は、膠原病を疑うサインとなります。
顔の赤い発疹(特に蝶形紅斑)が数週間以上続く
日光に当たると発疹が悪化しやすい
関節痛や朝のこわばり、関節の腫れを伴う
微熱、強い倦怠感、脱毛、口内炎など他の症状も重なっている
こうした症状の組み合わせがみられる場合は、皮膚だけではなく全身性の膠原病が隠れていないかを早めに確認することが重要です。
当院では、皮疹単独の場合はもちろん、「発疹と関節痛が同時に出ている」「発疹に加えて熱やだるさが続く」といった方を、膠原病の診療経験を多く持つ専門医として、一般的な皮膚トラブルと膠原病による皮疹を区別することを意識しながら診察を行っています。診察では皮疹の性状や広がりを詳しく観察し、関節の状態も丁寧に確認したうえで、まずは診察と血液検査を中心に、必要に応じて追加の検査をご提案します。検査の内容や目的は、その都度わかりやすくご説明しますので、ご不安な点は遠慮なくお尋ねください。
「この程度の発疹で受診してよいのだろうか」と迷われる必要はありません。皮疹は軽いうちに評価することで大きな病気を早期に見つけられることもあれば、「重大な病気ではなさそう」と安心につながることもあります。顔の蝶形紅斑のような特徴的な発疹はもちろん、原因のわからない赤みや湿疹、発疹と関節症状が重なって気になる場合など、少しでもご心配があれば、お気軽に当院へご相談ください。膠原病専門医である私が、病気の可能性や検査・治療の必要性についてわかりやすくご説明し、不安に寄り添いながら丁寧に対応させていただきます。
医療法人社団 𠮷田クリニック
千代田クリニック 内科リウマチ科
〒102-0082 東京都千代田区一番町3−1 グレース一番町1F
TEL 03-6910-0924
電話は 診療時間の30分前から診療時間内のみの対応となります。
また、受付応対中は電話にでることができません。あしからずご了承ください。